History of Moroto 諸戸の家の歴史
明治維新の成功者で、日本一の山林王「諸戸清六」が築いた大閨閥の流れをくむ「諸戸の家」。
その正統承継者として、今もなお、諸戸の歴史と家づくりの精神を守り続けています。
HISTORY
閨閥と歴史ある
閨閥と歴史ある
諸戸の家
諸戸の家は、諸戸清六の流れをくむ企業が、自社の山林・木材を活かした木造注文住宅事業を展開するにあたり、松本義彦(弊社初代社長)の協力を得て築き上げたブランドです。のちに住宅事業とともに諸戸の家株式会社に受け継がれ、約半世紀の歴史の中で、累計5,000棟以上の施工・引き渡し実績を誇ります。
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本社社屋
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諸戸清六(1846~1906)
明治維新の成功者で、山林王といわれた
ROKKAEN
六華苑
六華苑
(旧諸戸清六邸)
六華苑は、二代目諸戸清六の邸宅として明治44年に着工、大正2年に完成しました。揖斐・長良川を望む約18,000㎡の広大な敷地に、洋館と和館、蔵などの建造物群と「池泉回遊式」庭園で構成されています。その中でも洋館は、鹿鳴館の設計で有名なイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによる設計です。和洋の様式が調和した六華苑の建築物は、明治・大正期を代表する貴重な文化遺産であり、国の重要文化財となっています。弊社は六華苑の西隣に位置し、事業展開しています。
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ヴィクトリア朝様式を基調とした木造2階建。4層の塔屋、多角形に張り出した1階のベランダ、2階のサンルームが特徴。内部のデザインは、1階は洋風、2階は洋間に和風の襖が設けられた和洋折衷様式となっています。
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ジョサイア・コンドル
ロンドン出身の建築家。1877年(明治10年)日本政府の招聘に応じて来日。明治以後の日本建築界の基礎を築いた。
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和館
木造平家造り。和館と洋館が壁を接して直に接続しており、普段の生活は和館が中心。周囲を巡るように板廊下が配置され、和館北側の内庭に面する板廊下と各部屋の間には、主人と家族、客人が使うための畳廊下が設けられています。
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庭園
建物の南側に位置する芝生の広場と、池を中心とした日本庭園。渓流や滝、枯れ流れなどが巧みに配されています。内庭は、当初設けられていた茶室や待合に合わせて路地風の庭園でしたが、昭和13年の改修で茶室は撤去され、離れ屋が造られました。
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内装
縦長の奥行きある建物で、洋館の奥に和館が続いています。和館の一番奥は客人をもてなす格調高い一の間、次いで二の間。高い天井に設けられた欄間や特徴のある貼り方の障子のなど、日本建築の優れた美を見出すことができます。
CLAN
日本一「山林王」が築いた
希有壮大な大閨閥
出典:閨閥ー日本のニューエスタブリッシュメント/立風書房