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インタビュー

今春誕生「自由が丘の邸宅」を紐解く②
プロスタイルデザイン古賀 信寛氏インタビュー

出会いからコラボレーションまでとんとん拍子でした

諸戸の家の方と初めてお会いしたのは、プロスタイルデザインが2021年10月に、渋谷区神宮前で新オフィスとPSDインターナショナルギャラリーショールームをオープンした際のパーティーでした。

今回の共同プロジェクトの実現は、諸戸の家が東京進出に合わせて、東京の富裕層に受け入れられるデザインを求めていることと、弊社の実績とが合致したことにあります。

それからもうひとつ、私が諸戸の家の考え方にとても共感したことも大きかったですね。

家創りは、家を作ることではない

プロスタイルデザインのプランニングは、ライフスタイルシーンを創ることに重きを置き、そこに置かれる家具までをもイメージしてプランニングします。

家づくりの多くが家を作ることに終始し、例えばリビングでは、ソファが置かれたシーンを考えていないプランが多いため、実際にソファを置くとつまらない空間になってしまうこともよくあります。

我々は、置かれる家具をイメージしてプランニングしているので、実際にイメージしていた家具を置いてみると、お客様が驚く空間が出来上がります。実際にほとんどのお客様から、設計だけではなく、家具、照明、音響、アート、小物などすべての手配まで依頼をいただいています。

お客様が家具や電化製品などを揃える必要なく、すぐに暮らせる状態でお引き渡しをしています。
今回のプロジェクトでも、こだわり抜いた海外の石やタイル、オーダーキッチンなどを積極的に取り入れました。

 木造へのこだわりを共感し合えていることが大きいですね

私は、諸戸の家の“木の家を作ることへのこだわり”にとても共感しています。

この考え方がぴたりと合ったので、今回のプロジェクトもとんとん拍子に進みました。
かっこいいけど、冷たい感じがしてずっと住むにはどうなのかという家は結構多いですよね。

弊社も木へのこだわりが強く、木造に見えないが、木のぬくもりを随所に散りばめた木造の家を多く手がけています。
日本の風土に一番合うのは木造です。木にはぬくもりがあります。そのぬくもりに包まれた毎日が、豊かな人生につながっていくのだと思います。

今回のプロジェクトを通して、箱だけの家づくりではなく、そこに置く家具も含めてトータルで提案していくという我々の考えにも共感してもらい、さらに新しいコラボレーションが生まれるのではと、これからの展開を楽しみに感じています。

奥沢でリゾートライフを叶えました

立地については、文句なしにいいと思います。
奥沢は、自由が丘のとなりで田園調布も近く、誰もが憧れるエリアです。また、大通りから一本入っている場所で、今後少なくとも30年は南側に何かが建つことはなく、陽当たりは最高ですね。しかも学区もいい。

建物については、私が北側斜線を感じさせないデザインをコンセプトにしていることもあり、外観はスクエアに見えるよう大きなテラスを設けました。
リビングから続くルーフテラスで、いわゆるアウトドアリビングという考え方です。
リビングからのつながりの広さは50畳近くなり、都心部でもリゾートライフを叶えられる空間になっています。

豪華な世界観にスタイリッシュをプラスし、これまでの諸戸の家とは一味ちがった一邸になるのではないでしょうか。
また、通常はご夫婦で2台分の駐車スペースが絶対条件ですが、今回は高低差のある土地を活かしてゲスト用の駐車スペースも作りました。
この立地で3台分のガレージはなかなかないので喜ばれると思いますね。

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