伊藤健太氏
[Profile]
スレッドデザインスタジオ代表。社名の「スレッド」とは「糸」や「脈絡」を意味し、施主の様々な思いをつなぎ合わせ紡ぎあげるように丁寧にデザインしたいとの想いから命名。施主、現場、設計の三者がバランスよく力を発揮する家づくりを理想とする。三重県建築賞、知事賞など受賞歴あり。
名古屋「徳川町 NOBLE LUXURY」
ビジネスの最前線に立ちながらも、家族との時間や子育てを慈しむ、豊かさを知るご家族を思い描きました。そのような方々が真に求めるのは、都市の喧騒を離れた「守られた安らぎ」と、心解き放つ「開放感」の両立です。そして、愛車との時間は人生の大切な一部であり、単なる移動手段以上の意味を持つと考え、ゆとりあるガレージスペースをデザインの核に据えました。都心にありながら美術館のような静謐さを湛えるエクステリアと、視線を気にせずくつろげるプライベートな空間。この邸宅が、オーナー様の末永い幸せと、豊かな人生の舞台となることを願ってやみません。

ーExteriorー
重厚かつ外部に窓などの既製品を見せないようにすることで、プライバシーと上質感を確保し、中に入れば窓がないエクステリアとは思えないほど、開放的で明るい空間を実現しています。外部からの視線を遮りながらも、開放感を生み出す背反要件を解決するため、多くのこだわりを凝縮させました。きっと外と内の差に驚いていただけることでしょう。

ーLivingー
多くの光を取り入れるため、天井いっぱいまで広げられた大開口の窓。内と外がつながっているかのようなユニークなデザインにより、さらに開放感を向上させています。リビング・ダイニングは和を感じさせるモダンな空間に仕立てるため、格子や格天井を採用しました。素材や格子間のピッチなどに気を配りながら、気品のある落ち着いたムードを醸し出しています。

ーKitchenー
キッチンといえば裏方の存在として設計されていましたが、私たちはキッチンこそコミュニケーションが生まれる場であり、空間の主役となり得る場所だと考えています。そのため、家事動線を考慮しながら2階の一等地である南側に配しました。内と外がつながっているかのようにバルコニーとの外壁を揃え、サイドカウンターが外まで伸びている視覚演出も見どころです。
